体験者様の声
「たきのう」を使用していただいた方の声をまとめました。
「たきのう」を使用していただいた方の声をまとめました。
2011年の2月ごろ、弊社は特別養護老人ホームで
「今までいくつも補聴器を使用したが、聞こえない。この機器を改良改善して、音が聞こえるようにしてほしい。音がないのは本当に苦しい。頼むよ。いつまでも筆談では皆さんに大変迷惑をかけるから。費用はいくらでも出すよ」
という方にお会いいたしました。
それから弊社はその方の難聴の度合いと使用具合に合わせて、2月、3月と2カ月間にわたり、看護士さんと一緒に試行錯誤を行い、究極のものを3月下旬につくり上げました。
しかし、残念なことに、その方は加齢とともに難聴の度合いがさらに進んでおられ、その機器で音が聞こえても理解をすることができませんでした。
このときの対応のしかたを見ていてくださった施設長さんが、
「こちらの施設におられる方や、また新たに来られる方にも、(65歳以上の方で、加齢とともに本人も気づかないで自然と難聴になられる方がおられるので、そういう方にも試させていただきたい。)この機器は手軽に利用出来るので、こちらの施設で利用したい。」
というご提案をいただき、現在、ご利用いただいております。
体の具合の関係で、なじむ枕がなかなか無く、一番気に入ったのが水枕でした。
今までの枕は首、頭と体の体型がなかなかフィットせず、それを可能にしたのが水枕です。この状態で、補聴器も利用しようと思ったのです。
既に持っていた補聴器は合わなくなっていました。新しいものに替えるのには耳鼻咽喉科の先生に相談しなければならないという決まりがあり、今の状態ではそれも出来ないので、介護支援専門員で介護福祉士の先生に相談したところ、骨伝導の集音器を紹介して下さいました。
水枕の下に敷くだけで、非常に良く聞こえるので、見舞いのお客様が来られてもおかしくないと思いました。家族の者も、「気に入ったのならば、使用すれば」と言ってくれたので、使い続けています。
(平成23年6月)
「たきのうサービス」が製作された中で、この「たきのう」が一番いいと思う。持ち運ぶのも鞄に入れて、集音器を外に出しておけば、問題ない。操作するボタンも掴みやすいし、調整しやすい。片側が難聴なので、なにかと日常生活に不自由している。音がどちらから来ているのか分からず、咄嗟に首を回転してどこか把握するのだが、首の回し方で一瞬遅れてヒヤリとすることがある。
「たきのう」はステレオで聞こえるので、頭の中心で聞くように調整すれば良く、また自然のままで音がはっきり聞こえ、私が使用した補聴器のように音がこもるようなことがない。良いよ、これ。ありがたい。
「猛烈なサラリーマン時代に突然片側の耳が聞こえなくなりました。すぐに医者に行けば良かったのに、当時従事していた仕事に見通しがついてからと考えて、仕事を終えてしばらくしてから病院に行ったところ、時すでに遅しでした。」
K様は「片側の耳が難聴のまま、10年以上が過ぎましたが、携帯ラジオを耳の後ろ側に当てて聞くことが出来るので、なんとかならないか」と弊社へいらっしゃいました。「以前は部屋を改造して音楽部屋を作ったくらい、音楽を聴くことが好きでした。片方の耳だけでは満足に音楽を聴くことも出来ず、もう部屋も崩し、ステレオセットも皆にあげてしまいました。」と話されました。
K様は、聞こえる方の耳が非常に良くて、聞こえない方の耳の分までカバーしていました。それでも「日常生活も社会生活も困るんだ」とのことです。
「たきのう」を手にとって、「へー。骨伝導でステレオで聴くことも可能なんだ。こんな小さい機器で音楽がステレオで聞こえる。失敗したな。ステレオセットも捨てたし、部屋も無くしたし。」と話しておられました。
現在は、「たきのう」を使って骨伝導で聞くことの訓練に夢中です。